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綿地藍刺し子でんちゅうズブ染めの真っ黒さん

綿地藍刺し子でんちゅうズブ染めの真っ黒さん

綿地藍刺し子でんちゅうズブ染めの真っ黒さん

濃紺の縫い刺し、ズブ染めのでんちゅう。ズブ染めは刺した後、藍甕に浸けて模様が見えなくなる程、濃く染めたもの。江戸時代にはたびたび の倹約令が出て、農民・漁民は柄物は着られず、紺、茶、鼠色しか使えなかった。それで模様のついたものは刺し子してズブ染めし模様を隠した。 ところが、使っているうちに摩擦や洗濯により表面の藍の色素は消え、アクも取れて、 冴えた青が現れる。刺し糸も締まり、下地の模様が透かしたように現れてくる。これに関しては御上も文句を言わなかったので、人々は大手を振って、長い忍耐の末、手に入れた柄物を着て楽しむことができた。